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Nov 01, 2004

映像プロデューサー育成へ動く日本

 うーーん、経済産業省の考え方も一理有るが。

 経済産業省は30日、世界に通用する映像プロデューサーの育成を目指し、実践的な研修事業を始めることを明らかにした。 テレビ局などから現役プロデューサーらを集め、海外で通用する法務知識や資金調達などを伝授、外国企業との共同制作・配給を実現させて、日本の作品を世界に発信できるようにする。 (YOMIURI ON-LINE / 経済)より引用

 果たして、映像プロデューサー育成は本気なのか。

 Yes

 東京大学でも学生を対象に同様の取り組みがある事から、どうも今後日本の国策として推し進めていく様だ。

 韓国はいち早く取り組んでて、色んな映像が世界中に輸出されてるよね。それを日本でもようやくやろうって事らしい。うーん、ITの時といい、何で世界の一歩先を育成策をさっさと打ち出せないのだろう、こと日本は。

 具体的には、映像を作るのではなく、提案し人や金を集めて作らせ売り込むという仕事になるわけ。今回の場合、ある程度仕事の経験がある30前後の若手を対象に、プロデューサーとは何たるか、を教える形になるのかな。

 これはキチンとした「経済/産業」の観点に立った今後必要とされる人材で、需要も確かにあって、映像作品を埋もれさせず掘り出す能力を持った人材は何人か必要でしょうね。

 また、日本の映像作品の評価は高く、アニメ・ゲーム・映画などは現在輸出が盛んな優良コンテンツ。これを今まで以上に国外へ売り込む能力は確かに必要かも。特に映画系ね。

 企画する、クリエイターを集める、クリエイたーに仕事を与える、具体的な予算を取り付ける。作品の方向性に口を出し、売り方を検討、市場へ売り込む。ここまでの仕事をキチンとこなせるプロデューサーは日本の映像系業界全般に余り居ないかもな。

 アニメとか例にとっても、鈴木敏夫プロデューサー以外目や耳にしたことないし(笑

 そういう意味じゃあ、今回のプロジェクトはあながち間違っては居ないと思う。そんなに人数の必要な業界ではないけど、今、そう言うノウハウを持って業界を引っ張ってる日本人って殆ど居ないしね。アメリカじゃ映画プロデューサーわんさかいますが。
 
 
 
 けれど、今日本で育成を急がなきゃならんのはプロデューサーだけでなく、クリエイターも、だと思うのですが。

 今一線で活躍してるクリエイターたちに続く人材ってのがここ数年居ないし、デジタル映像に関してはアニメなんか殆ど海外に発注してて日本国内の人材が全然育っていない。ゲームとかもトップクリエイターに関しては10年前と顔ぶれが殆ど変わらないよね。

 映画に目をやっても邦画でまともに世界に通用する作品を作ってる人って余り居ない。脚本とか設定とか、アイディアだけをハリウッドとかの優秀なプロデューサーに渡り、あっちの人材で作り直して始めて売れてるって感じ。

 「日本で作った映画」が海外で評価されないのは、プロデューサーの問題もあるだろうけど、例えばわずかに評価されてる監督を見ても山田洋二監督とか、昭和で映像を作ってた人ばかり。これじゃあなぁ……。

 プロデューサーの要求に答えられる優秀なセンスを持ったクリエイター。こちらも現在、若手(30代以下)に少ない気がするんですがどうでしょうか。あと10年、20年後を考えると不安です

 ここで、改めて考えて「プロデューサーだけを育成して良いのか?」と思う。今後、競争力を高めていくのなら、コンテンツ作りにも保護や助成や教育を惜しまないべきだと思う。そういう活動って国レベルで今なんかありますか?

 と言うわけで、まとめ。文部科学省もがんばれ(笑

#何だか全然自分の専門分野じゃないのに偉そうに書いてしまいました。申し訳ない。こんな話は右から左に流して、以下に紹介するリンク先を読むことを推奨。どっちかって言うと私はクリエイター志向が強いのでそっち方面の記事が大目ですが。

<コンテンツ系おすすめ記事>
ほぼ日刊イトイ新聞 - ジブリの仕事のやりかた。
ほぼ日刊イトイ新聞 - 欽ちゃん!
ほぼ日刊イトイ新聞 - おもしろ魂。

<映像系プロデューサーへ接続>
叶井俊太郎
鈴木敏夫
映画プロデューサー一覧 - Wikipedia
日本の映画プロデューサー一覧 - Wikipedia

<参考>
映画プロデューサー - Wikipedia

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Comments

日本て色んな分野で世界レベルの国になったけど、
確かに、外に誇れる(と評価される)文学的モノってあまりないですね。(伝統文化は除外して。)
時間がかかってもいいから、こういう思惑が実を結んで欲しいです。

ところで、東大には結構前からクリエーターとは何ぞや、的講義があるらしいです。
広井王子とかも出てきたりするらしいのですが。
やっぱり教養科目という範疇を出ないらしいですね。

学校側が力を入れてそういうものをメインにすえた学科とかを作れば、教育現場としての状況は大きく変わると思うんで、今後に期待しちゃいますね。

クリエーターは、教育だけじゃどうにかなるものじゃないかもしれませんが、、、

Posted by: tomato | Nov 01, 2004 at 00:52

コメントありがとうございます。

そうですね。ハードは世界に誇るものが多数あるんですが、これがソフトとなると日本は弱いです。

文学的には日本語ならではの言葉の壁が立ちはだかり、映画などになると国外に良い声優や声学が無いことから、本当に良い物をズバリと伝える事が困難なのも手伝ってるんでしょうか。

>ところで、東大には結構前からクリエーターとは何ぞや、的講義があるらしいです。

おー、そうなんですか。知りませんでした。記事中に書いたヤツが最新なんだと思ってました(^^;

>クリエーターは、教育だけじゃどうにかなるものじゃないかもしれませんが、、、

上に書いた「ジブリの仕事のやりかた。」と言う企画はちょっと読んでみると面白いと思いますよ。「映像を描く」若手が直面してる問題とか良く分ります。やっぱり生の物に触れないことにはどうしてもねぇ、と言うのは納得です。

Posted by: エヴラカ丸. | Nov 04, 2004 at 23:03

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