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May 30, 2004

ダービー回顧「King Kamehameha」

 今年の日本ダービーは壮絶だった。とにかく、キングカメハメハの強さが際立ったレースだった。

 タイム2分23秒3は、日本レコードの2分22秒2(89年JapanCupホーリックス)には若干届かないものの、この世代の3歳馬がおよそ叩きだせるタイムではなく、従来の日本ダービーにおけるレコード、2分25秒3(アイネスフウジン、アドマイヤベガ)を2秒も上回る破格のタイムだ。

 ちなみに、調べてみると、11着のフォーカルポイントの通過タイムは旧レコードの2分25秒3である(参考:JRA)。やはり新東京コースがいかにスピードの出る馬場かが分る。しかし、コースの良し悪しあれど、2400メートルを11頭が日本ダービー新記録のスピードで走りきった事には違い無い。

 また、レース中、マイネルブルックが落馬。脱臼だったと言うが、処置の施しようが無かったのか予後不良に。そして、先程入った情報によると、昨年の2歳チャンピオン、コスモサンビームも骨折していたようだ。どれほどこのペースが過酷だったかを物語る。ブルックの冥福を祈る。

 レースはマイネルマクロスが大逃げを打ち、それを一番人気コスモバルクが追うと言う、バルク陣営としては最悪の展開に発展する。マクロスは1000メートル57.7秒で通過(!?)、案の定バルクはそれを追って掛かってしまい、勝負どころの坂を前に、直線を500メートル残したポイントで仕掛け、追走でスタミナを使い切った為、並んで抜かせぬ余裕も無いまま、馬群に飲まれていった。

 この辺りは位置取りを誤った五十嵐騎手のミスになるだろうが、ダービーで舞い上がらない方がどうかしているので、必要以上に責められるべきではない。ただ、バルクが様々な要因で力を発揮できなかったのは事実で、やはり22時間の遠征を経てのレース参戦と言う壁は、今後もバルクが中央でG1を狙い続ける限り、挑み続けなければ成らない壁であると思う。

 カメハメハは、特に最高の位置取りと言う訳でもなく、4コーナーの出口では、疲れてよれたコスモバルクが影になり、若干スピードが落ちていたが、そこから多段式のロングスパート。1段目のスパートで先頭に立つと、坂を上りきったところでハイアーゲーム、ハーツクライを抑えるべく更なる伸びを見せるんだから恐ろしい。

 終わってみれば、久しぶりにG1で1着入選した馬を的中させる事が出来ました。キングカメハメハからハーツクライ、ハイアーゲームと言うのは、予想通りだったので、ここは素直に嬉しい結末。穴馬2頭は相変わらず来ませんでした。私が選択する穴馬はほんっと来ませんね。

 さて。今後、キングカメハメハはどう言うローテーションを取るかが非常に興味深い。夏に関して言えば、オーソドックに休養するのか、宝塚記念で古馬とぶつかるのか、それとも北の大地で戦うとか第三の道を選ぶのか。

 秋はもっと興味深い。普通ならばクラシック路線をこのまま進み、菊花賞。と言う所ではあるが、距離に不安があり、そして既に1冠を奪取している事からも、やるからには更に上へ。例えば天皇賞・秋への挑戦。もっと上を狙うなら、秋口の欧州、凱旋門賞を狙うか、米国のBCターフを狙うか。

 これは、夢の話ではない。同じ父を持つエルコンドルパサーが後一歩だった凱旋門制覇の夢を追う事も、または全く新しい夢の舞台に挑む事も、カメハメハは出来ると思う。それほど、彼の能力の底はまだ見えているとは言い難いものがあるし、2000を中心に、1600~2400までの芝コースならば、国際的に通用するのではないかと考える。

 とにかく、ダービーに関して言えば、カメハメハが一番強かった。今後、更に現れる新星も居れば、秋からは古馬との戦いも本格的になってくる。ダービーは、そういう意味で、3歳馬の門出と言える。11頭のコースレコードを突破した馬達を輩出したという、今後が楽しみになるレースだった。

 そして1年後、King Kamehamehaは一体どこに居るのだろう。それを考えると、とても楽しみである。

#次回は安田記念。予想はまだ全くの白紙です。流石にギャラントをこれ以上待つのはキツイ。うーん。

<関連ブログ>
good-days: 東京優駿:回顧
Ooh La La - Sleepy's blog: 第71代ダービー馬 キングカメハメハ
The horse race for the gamer of the 80s: 日本ダービー反省文
めかりんだいありぃ | 2004年ダービー結果(/_;)
王様の競馬場: 日本ダービー(東京優駿)を終えて
競馬予想コラム『蛸坊主の赤鉛筆』: 日本ダービー 最終コーナの違和感

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Comments

ワタシのダービーは、ブラックタイドの故障した時に終わってましたね。
なので、今一チカラの入らないものとなってしまいました。
30度の暑さ、+8キロ増。
この時にメジャーは終わってました。
すごい発汗だけど、俗に言う尻アワはなく、今一だなと。
で、パドック見てた時点でカメハメハかなと。
バルクはチャカついてたし。
おとなしく、5強BOX買っているべきでしたねw

安田記念も難解で、当たったら格別に嬉しいでしょうね。
エヴラカ丸さんの予想楽しみにしてます♪

Posted by: めかりん | May 30, 2004 at 21:53

ブラックタイドは残念でしたね。武豊騎手ですが、その後何故アドマイヤビッグに載る事にしたのかが依然不明です。私の中で、かなりこの要素は重要では、と考えていただけに、結果が不可解でなりませんでした。

メジャーは私が見たときはゆったりと動いてて迫力があり、ちょっと怖かったんですよね。あわててコメント欄に書き込んだりしてしまいました(^^;

+8キロが好材料かな、と思っていたのですが、確かに結果を見た後、再度馬体を見るとなるほどと言えますね。太めに残っただけだったんかと。バルクは対照的にギラギラしてましたね。

安田は本当に難解だと思います。と言うか、私自身がタイキシャトル以来的中無いですしw

今の所、登録だけ見るとデュランダルやファインモーションなどが目立ちますね。マイソールサウンドやメイショウボーラー、バランスオブゲームも見逃せません。ギャラントは登録して無かったですから、いよいよ悩みが。私も次回、めかりんさん予想楽しみにしてます。

Posted by: エヴラカ丸. | Jun 02, 2004 at 02:22

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