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Feb 09, 2004

ゲームアプリの可能性(後)

 前回の続きを書く。あまり期待しないで欲しい……。

 通信機能を標準で持っていて超高性能なゲーム機。今後、更に端末を活かしたゲームアプリの登場は間違いないし、それに面白さを付加できればゲームアプリの可能性は尽きない!(自分の記事)より引用

 えー、しかしながら。どうもそんな甘い世界ではないようだ。

 問題は、月額500円でサービスを提供すると言うところ。

 会社によってまちまちであるけど、この規模の携帯アプリ開発には一本数千万円を費やすと言う。

 数千万円を月額500円で回収していく。一社が用意できるソフトの数がどの位になるかは分からないが、数が増えれば増えるほど開発費とこの月額料金との関係が微妙になってくる。回収するためには300円~500円クラスだが、これで果たして儲けを出すには、どの位の契約を獲得しなければならないのか。

 おまけに、月額料金は他社との競争にもなるのだ。

 ユーザが一体どの程度の契約を結ぶのかは知らないが、私の場合1500円が妥当である。そうなってくると500円の契約の場合、3契約が限度。それ以上だと、うーん、まだ親に携帯の料金を出してもらっているので相当の覚悟が必要になるだろうと思う。

 その3契約をめぐって数社が争うのだから当然サービスが軟弱だと顧客はつかないだろう。

 ではサービスを強力にする手段ってなんだろう。結論を言えば、一本一本の品質を相当なものにしていくしかない。そして、その鍵となるのが資産だ。面白いアイディアの特許、独特のキャラクターの意匠、そしてゲーム作成のノウハウを大量に持っている大手ゲーム会社は有利なのだ。

 つまる所、新規の会社が今までのようなアプリを持ってして太刀打ちできるような業界ではない。この点に関しての可能性というのは本当に低いと思う。ビジネスチャンスだと思って踏み出したものの、顧客を取れるのは有名作品の移植だったり関連商品だったりするので、資産を使えない会社では到底数千万円を回収するなんて難しい。

 逆に言えば、開発費をかけず、定期的に利益を回収できるアプリには可能性がある。アプリにはパッケージにかかるお金と言うものが存在しないため、新規参入が利益を出すことも確かに可能ではある。けど、今回の端末の高性能化はそれとはまったく逆の出来事であるため、この事を警戒しないで今までどおり作っていけば、アプリ(ソフト)の肥大化で当然行き詰るであろう。

 もちろん、確かに高性能ですばらしいが3万円と言う価格を持つFOMA。これが505isに買い換えたばかりのユーザーに広く浸透するかはまだ不透明な部分もある。テレビ電話機能にどれほど付加価値を持たせる事が出来るかが焦点か。

 テレビ電話機能。これはFOMAのいわば特徴である。だからこそこのカメラをゲームに活かせないだろうか。やろうと思えば、EyeToy : Playの移植なども出来るんじゃないかと思える。折角全機種が自分撮影専用のカメラを装備したのだからやってみても面白いと思う。

 例えば、ゲームとは違うが、FOMAはテレビ電話を活かすためのキャラ電というアプリケーションを全機種標準搭載している。

 私は、この「キャラ電」の方向性こそがゲームアプリの最たる可能性ではないかと思っている。

 このキャラ電はキャラが自分の口の動きにあわせしゃべる。感情もダイヤルボタンを押すことで変える事が出来るので、普通のテレビ電話と変わらぬ表現力を持たせる事が出来る。キャラクターが自分に成り代わってMPEG4のデータとなり、相手に送信され再生される。これはカメラで自分を撮るなんて出来ない恥ずかしがりやな人にもウケるのではないかと思う。

 そしてキャラデータだが、こちらは自由に用意できる。と言うことは、ラインナップを多くしていけば、収集してみようと思う人も現れるはずである。例えばアニメキャラを用意すればその分野が好きな人には相当受けるだろう。

 おまけに、この「キャラ電」のデータは開発が非常に容易であると言う噂である。

 つまり、開発費がかからないで、そしてテレビ電話嫌いの人やキャラクター収集に励む人と言う格好のターゲットまでいる。多分今後、間違いなく普及が進み、会社的にもおいしい。って言うこと。ゲームで需要があって開発が楽なジャンルをもてたら最高でしょう?

 ゲームから更に離れるが、この考えを更に発展させて、アバターとキャラ電をくっ付けたら相当面白いのではないか、などと私は思いついた。アバターとは自分の分身を作成するサービスのことで、韓国では社会現象にもなっているほどだ。日本ではYahoo!アバターと言う同様のサービスとかあったりする。

 ここで作ったキャラクターが喋るように出来るようになれば。「データで出来ている1度作れば無限に配布できる服」を売ることで、かなり利益を回収できる。ゲームとは違うが、テレビ電話機能を使えばこういうような商売も成り立ってくる。1ヶ月に1度でも服を着替える事があれば、わざわざ月額料金で縛らなくても利益を伸ばせる。

 電話をかけるたびに服装を変えると言う習慣でも付けさせれば一大産業にもなるだろう。

 この、ソフトではなくデータを売るようなアプリは、FOMAの豊富なゲームラインナップを見てもあまり無い。既存の商品の移植だとか関連商品で、一度売り切ればそれっきりなものが多い。しかし、アバターにおける服の様な、定期的に変えたくなるような仕掛けを持たせればユーザーは買い続けてくれるのではないかと思う。

 一番近いと言えば、選手のデータが定期的に反映される「サカモバ」なんだろう。

 永続的にデータを売る。ハードからソフトへ、そして次はデータだ。データを売るようなアプリケーションは儲かる。通信を用いて接続した先にマーケットを用意し、そこで買った商品(データ)をユーザが活用できるようなシステムを作れば、十分可能性はあると思う。バーチャルの世界に投資する人が増えている今、その顧客を逃がす手はない。

 結論を言うと、たとえ制作費が数十万円でも、新しい発想をもってすれば、十分先ほどの「現実には反映されない商品を買う」顧客を捕まえることも出来ると思う。それは、今までのゲーム製作とはまったく違う、データを売ると言うアプローチになってくるが、今までのゲームはソフトにかなりの品質を求められるのでどの道辛い。これが逆にチャンス。

 ノーリスクハイリターンな物を作れ。とまでは言わないが、今までの形にとらわれない、バーチャルな世界にてデータに投資できる様なゲーム。誰か作ってくれないものか。可能性を信じたい。

#すんません。書いてる途中に飛躍しすぎてまとめられませんでした。まとめると、「データを売り買いするゲームには可能性がある。」ってことです。で、す、が、このまま乗せちゃいます。もうこれ以上引っ張ってもまとまりそうに無いので。力不足……。

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武士の魂
「武士の魂 日本刀の世界(もののふのたましい にほんとうのせかい)」にお越し頂きまして、誠に有り難う御座います。

参照先:http://www.8568985.com/mmgjkin/

Posted by: フレデリカ | Dec 09, 2007 at 14:52

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Tracked on Apr 10, 2007 at 13:54

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